最近のタブレットやノートPCはUSB-Cで充電する機器が増えています。
USBといえば、電源電圧5Vが一般的でしたが、自分の持っているノートPCは19Vとなっていました。
なんで?ってちょっと調べたのですが、最近のUSBにはUSB-PDと従来より高い電圧を供給できる充電できる規格があり、ノートPCやタブレットはそういった規格のUSBが必要になるようです。
ということで、追加で充電器を購入する場合には、USB-PD対応の充電器とケーブルを用意しましょう!
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以下、USB-PDについてまとめたものです。
B Power Delivery(USB-PD) は、USB規格における電力供給の拡張仕様で、従来のUSB規格に比べて高い電力を供給することが可能です。これにより、スマートフォンやノートPC、タブレットなど、幅広いデバイスの充電が効率的に行えるようになりました。
USB-PDの特徴
- 高い電力供給能力
最大240W(48V、5A)の供給が可能で、従来のUSB(USB 2.0やUSB 3.0)が供給できる電力(最大4.5Wや7.5W)を大きく上回ります。 - 双方向電力供給
電力を供給する側(ホスト)と受け取る側(デバイス)が固定されておらず、状況に応じて供給方向を切り替えることが可能です。たとえば、スマートフォンが一時的に他のデバイス(イヤホンなど)を充電することもできます。 - 電力供給プロファイルの柔軟性
- 5V、9V、15V、20Vなど、複数の電圧に対応しています。
- 各デバイスの要求に応じて最適な電力供給が可能です。
- Type-Cコネクタとの組み合わせ
USB Type-Cコネクタを使用することで、リバーシブル(上下どちらでも挿せる)な接続と高速データ転送、さらにUSB-PDによる高電力供給が実現します。
主な利点
- 高速充電
スマートフォンやノートPCの充電時間を大幅に短縮できます。 - シンプルなケーブル管理
一つのケーブルでデータ通信と電力供給が行えるため、ケーブルの本数を減らすことができます。 - 汎用性
さまざまなデバイスに対応しているため、共通規格として利用できます。
具体的な利用例
- ノートPCの充電
従来、専用のACアダプタが必要だったノートPCでも、USB-PD対応の充電器とケーブルで充電可能です。 - スマートフォンの急速充電
USB-PD対応のスマートフォン(例: iPhoneやGoogle Pixelなど)では、短時間で80%程度まで充電できます。 - 周辺機器への給電
モニターや外付けストレージなど、USB-PD対応機器への給電にも利用されています。
注意点
- ケーブルと充電器の選択
USB-PDの能力をフル活用するには、対応するケーブル(eMarkerチップ搭載のType-Cケーブル)や充電器が必要です。 - デバイスの互換性
デバイスがUSB-PD規格に対応していなければ、高電力供給は利用できません。 - 安全性
USB-PDは通信を通じて電圧や電流を調整する仕組みですが、非正規品のケーブルや充電器を使用すると過電流や過電圧が発生するリスクがあります。
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